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パチンコ依存症に対して、人はあまりにも無力だった

今日はパチンコ依存症について、かなり詳しく調べてみました。

以下結果を残していきます。

 

パチンコ依存症になる経緯

これは人によって個人差があり、僕の場合は母親が幼少期の頃からパチンコに行っていたため、大人はみんなパチンコをするものだと思い込んでいました。

 

仕事をするようになり、給料が入るようになると、母親と一緒にパチンコに行くようになり、最初の頃に10万円単位の大勝を何度か経験したため、パチンコ=お金が増える。という法則が成立し、パチンコにのめり込んでいくようになりました。

 

そして現在では1,000円でもあれば、パチンコが打ちたいくらいのパチンコ依存症です。

 

パチンコ依存症の恐ろしさ

パチンコは胴差率が非常に高いギャンブルです。胴差率とは胴元が設ける割合みたいなもので、競馬や競艇で70%くらいだったと記憶しています。それに対してパチンコは90%台とほとんどの場合でお店側が儲けるシステムになっています。

 

そのため、パチンコに行って勝てるのは10人に1人がいいところ。パチンコは打てば打つほど負けるから、パチンコ依存症は恐ろしいとも言えます。これが半々くらいの勝率だったとしたら、パチンコ依存症はここまで大きな問題にならなかったかもしれませんね。

 

ですが、パチンコ依存症の本当の恐ろしさは、負ける回数が多いことではありません。使ってはいけないお金にも手を出して、生活を破綻させてしまうのです。

 

パチンコ独特の電子音と光で、快楽物質が脳内に分泌され、当たったときの快感が忘れなくなります。もう一度あの感覚を味わいたい。もっと大当たりを引きたい。もっとお金を増やしたい。そんな感情が大きくなり、生活を維持するために必要なお金にまで手を出し、生活を蝕んでいきます。

 

それだけにはとどまりません。パチンコ依存症の中でも給料分の中から使っている内はまだマシなほうで、重度のパチンコ依存症になると、消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠にまで手を出します。

 

今の僕は借金ができるような状態ではないので、借金をしてまでパチンコが打てる環境ではありません。でももし、嫁と別れたら?今まで嫁が守っていてくれたことから開放され、毎日のように、お金が続く限り、勝ち負けに関わらず、パチンコに行くことが目に見えています。

 

パチンコ依存症も程度が軽ければ、勝ち負けを意識しますが、重度のパチンコ依存症になってくると、勝ち負けは二の次になり、大当たりを引いたときの快感を味わいたくて、パチンコ屋に通い詰めるようになります。

 

家族、友達、恋人、職場の人。そういった人達からも借金をする可能性があります。そうなってくると本当に末期状態で、待っているのは確実な破滅です。

 

今の現代社会において、クレジットカードを作ったり、ローンを組めないということは、最底辺に位置していることを意味します。重度のパチンコ依存症者は、現代の日本における最底辺に位置している人が多いとも言えます。

 

パチンコ依存症の対処法

ここまでパチンコ依存症の恐ろしさについて記述してきましたが、真に恐ろしいのは、パチンコ依存症者は、パチンコに対してあまりにも無力なことかもしれません。

 

お金があって、時間があればパチンコに行く。これはパチンコ依存症者にとってはごくごく当たり前のことで、それ以外の選択肢はありません。

お金はパチンコに使うものであって、それ以外に使うとしたら、余暇の部分でタバコや飲食。そういったものがせいぜいでしょう。

 

パチンコ依存症は、1人でパチンコに行くことを止めることはできません。これは間違いないことなので、はっきり断言できます。ときには人を騙して、ときには借金をして、人によっては盗んだり、恐喝して得たお金でパチンコに行くケースもあります。

 

ではどうすればパチンコ依存症を治すことができるのか?まず、第一にお金を持たないことが最優先です。これは対症療法でしかありませんが、それによってある程度の平和が担保されます。

 

僕の場合は嫁がお金の管理をしてくれるので、お金を預かってくれる人を探す手間は省けますが、もし、お金を預かってくれる人が難しい場合は、これが最初の難題になるかもしれません。

 

次に、適切な精神療法を受けること。場合によっては入院しなくても良いかもしれませんが、パチンコ依存症に関わらず、多くの依存症を治すためには、入院だったり、回復施設の助けが必要になります。

 

僕も実は以前に、パチンコ依存症の回復施設を利用していた時期がありますが、そこでは【今日一日だけ我慢する】ということを信条にみんなでがんばっていました。

明日のことは考えず、今だけ我慢する。それを毎日続けていく感じです。人によってはキリスト教の教えにある、12ステップの方法を実践する方もいます。

 

それともうひとつ重要なのが、ギャンブラーズ・アノニマスを利用することです。大体の自治体には必ずこの会合が行われていますので、まだ参加したことのない人は、ぜひ利用してみることをおすすめします。

 

そこではたくさんのギャンブル依存症の人がいます。中でも一番多いのが、やはりパチンコ依存症者です。どういったことを行うかと言うと、発言したい人が皆の前で発言して、その日何を守れたか?何を守れなかったか?どんな辛いことがあったか?どんな嬉しいことがあったか?など自由に発言できます。

 

ギャンブラーズ・アノニマスで話したことは、基本的に守秘義務があるので、外部に漏れることはありません。そこでは本名を名乗る必要もありませんので、ほとんどの人がアノニマスネームというあだ名で呼ばれることになっています。

 

以上のことを実践しない限り、いや実践したとしても、パチンコ依存症が治る保証はどこにもありません。やはり本人の治したいという気持ちが一番重要なので、本人がやる気を起こさない限り、どんな治療を行っても無意味だと個人的に思います。

 

■まとめ

パチンコ依存症について、リサーチしてここにまとめましたが、リサーチすればするほど、僕は重度なパチンコ依存症者だということを認識させられます。

だってパチンコって楽しいんですもん。なんにも考えることなく、パチンコを打っていれば、楽しい時間がいずれやってきます。それに使うお金がなくなることほど悲しいことはありません。

 

だから今回パチンコ依存症について調べたことが、僕の治療の第一歩だと思っていますが、果たしてこれが自分や誰かの役に立つかどうかはわかりません。

ただ間違いなく言えるのは、パチンコ依存症者の辛さや苦しみ、楽しさや喜びを誰よりも知っていると思います。そんな僕が依存性者目線から調べた結果です。

 

パチンコに行くことが止められないなら、まずはできるだけ早くお金を預けてしまうことです。それがあなたや僕を守ってくれる行動です。

 

パチンコは毎日行っていれば、確実に身を滅ぼします。パチンコライターやパチンコYouTuberは良いところだけを見せているだけです。

毎回パチンコに勝てる人間はいませんし、トータルでパチンコで儲けることができる人間はゴト師か店と繋がっているサクラだけです。

 

パチンコで大勝した経験がある人なら、パチンコに夢を求めてしまう気持ちは痛いほどよくわかりますが、大勝する可能性は万に一つでもあれば良いほうです。

 

パチンコを止めたら、そのお金で好きなところに旅行にもいけます。美味しい物を食べれます。キャバクラや風俗で遊ぶことだってできます。

 

ただパチンコを止めなければ、以上のようなことはパチンコに勝ったときだけしか味わうことができません。週に1回美味しい思いをできるのと、月に1回美味しい思いができるのであれば、あなたはどっちを選びますか?

 

僕なら前者を選びます。でも、パチンコ依存症者はそんな当たり前なことも正常に判断できなくなっています。全ては快楽物質のせいです。まっとうなことで快楽物質を出せるように訓練しなくては、パチンコ依存症は治ることはありません。

 

パチンコが虚しいものだと、いつかはっきり自覚できるように、僕もがんばりますので、これを読んでいるあなたも頑張ってみてください。

もしからしたら、誰からの応援もないかもしれません。それでもパチンコを止めることで、あなたや僕の新しい人生が始まると思ったら、少しだけパチンコを止める原動力になると思いませんか?

 

今までの刹那的な生き方から、もっと長期的な目線で人生を楽しむことができる。そんな人生がパチンコを止めたら待っています。これからも僕はパチンコ依存症と戦っていきますし、またパチンコに行ってしまうかもしれません。

 

それでも、パチンコ依存症を治すことから逃げずに、一生懸命がんばっていこうと思っています。

あなたもどうかがんばってみてください。少なくとも僕はパチンコ依存症を治そうとする、そんなあなたや僕のことを応援しています。